米・GMが、ステアリング・ホイールやペダル類の無い自動運転車「クルーズAV」の量産準備に入ったと発表しました。
「クルーズAV」はシボレー ボルトEVをベースにしており、量産はミシガン州のオリオン工場が、また自動運転用のルーフモジュールは、同州のブラウンズタウン工場がそれぞれ担当。モジュールは、LIDAR、カメラ、センサー、その他のハードウェアなどの精密機器で構成されています。
GMは両工場約に100億円以上投資。量産した自動運転車は運転手不要の「無人タクシー」として利用するそうで、技術的難易度や需要度が高い大都市でのサービスを2019年に開始する予定。同車の開発に際しては、2016年に自動運転技術開発ベンチャー米「Cruise Automation(クルーズ・オートメーション)」を約1,120億円で買収しています。
GMによると、「クルーズAV」は一定の条件下で、全ての操作をシステムが担う「レベル4」の自動運転機能を搭載した世界初の量産車となる可能性が有るそうで、製造から無人タクシーサービスまでを自社で手掛けることで、この分野で競合する「ウェイモ」や「ウーバー」「テスラ」「フォード」などに対抗して行く考えのようです。
(Avanti Yasunori・画像:GM)
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