世界初の「量産型」水素自転車は1分の充填で100km走行可能

軍および警察向けのポータブル発電機の開発、そして水素燃料電池デベロッパーである、フランスのプラグマ・インダストリー社が、「スマートエネルギーWeek 2018 第14回[国際]水素・燃料電池展 ~FC EXPO 2018~(2月28日から3月2日/東京ビッグサイト)」に出展しました。

プラグマ・インダストリーが展示したのが「アルファ・バイク」という走行距離100㎞の水素自転車です。水素で発電した電気を利用するアシスト自転車は、世界初の量産に成功した水素自転車で、すでに100台近い数のアルファ・バイクがフランスで使用されているということです。

フレーム部分に水素タンクを収納し、水素充填口もフレームに設けています。水素の充填は1回1分ほど。FCシステムはフレームの下部、ペダルのフロント側に搭載します。ペダルの内側に最大トルク90N・mを発揮する36Vモーターを内蔵。

加圧式タンクにストックされた水素の残量が圧力計で計測されており、デジタル表示メーターには「あと何キロ走れるか」を正確に表示できるとのこと。なお、メーターにはUSB充電口も備えられています。

(青山義明)

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青山 義明 近影

青山 義明

編集プロダクションを渡り歩くうちに、なんとなく身に着けたスキルで、4輪2輪関係なく写真を撮ったり原稿書いたり、たまに編集作業をしたりしてこの業界の片隅で生きてます。現在は愛知と神奈川の2拠点をベースに、ローカルレースや障がい者モータースポーツを中心に取材活動中。
日本モータースポーツ記者会所属。
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