日産の新型フレームSUV「Terra(テラ)」4月に北京で発表へ

日産自動車は、新型フレームSUV「テラ」を4月に発表すると公表しました。

車両についてはまったくアナウンスされていないものの、ミッドサイズのSUVということで、おそらくナバラがベースとなることは間違いなさそう。

日産自動車のLCV(=小型商用車)事業では、ピックアップトラック、バン、小型トラックの商用車とフレームSUVを担当しており、これは世界の日産車の6台に1台を占めています。

日産LCVに含まれる代表車種は、フレームSUVがパトロール、アルマダ。ピックアップがタイタン、ナバラ、フロンティア、NP200。バンが日本でもNV350キャラバン、NV200などでご存知のNVシリーズ、小型トラックやバスがNT400、NT100、シビリアンなどです。

この中でテラは、小型のフレームSUVとして中国を始め、アジア市場へ投入を進めて行くとのこと。日産自動車の新中期計画「Nissan M.O.V.E to 2020」におけるLCV事業の最初の新型車としてこの春中国で初公開、つまり北京でデビューするわけです。

日産LCV事業としては、2022年に販売台数の40%増(2016年比)、営業利益の8%確保、フレーム車種におけるリーディングプレーヤーになる、としています。ちなみに2017年のLCV事業のグローバル販売は前年比7%増の90万7929台でした。

Terra(テラ)という車名は、ラテン語の「大地、地球」に由来し、「力強さ、ダイナミズム、スケールの大きさ」等の意味を込めた、とのこと。「Terra」は大陸も意味しますし、グローバルな展開が必須の自動車業界にあって、大陸から販売するのは正統派の流れでしょうが、検討中という我が島国にもぜひ投入していただきたいものです。

(clicccar編集長 小林 和久)

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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