【レクサス・CT試乗】エントリーモデルのCTも上級モデルと同様の安全装備を装着してアップデート

利便性が向上したインテリアとして挙げられるのが10.3インチと拡大されたナビのディスプレイ。ナビゲーションやオーディオの情報をより大きく鮮明に表示することで視認性を向上させています。内装色はシート表皮と全8種類のオーナメントパネルとの一体感を高めた2トーンカラーを採用し、カラーラインナップを刷新しました。

CTには上級車と同じ予防安全パッケージ、レクサスセーフティシステム+が標準装備されました。

歩行者も検知して、緊急回避ブレーキを作動させるプリクラッシュセーフティをはじめ、斜線逸脱による事故の予防に貢献する、ステアリング制御機能付のレーンディパーチャーアラート。先行車の車速に合わせて、一定の車間距離を保ちながら追従走行が可能なブレーキ制御付レーダークルーズコントロール。そしてヘッドライトのローとハイビームを自動で切り替えて夜間の歩行者早期発見に効果のあるオートマチックハイビームの4つの機能が採用し、安全性能が大幅にアップデートされました。

マイナーチェンジを行ったCT200hバージョンLに試乗しましたが、エッジの立ったスタイリングに相応しいスポーティな走りを味わえます。フロントとリアにパフォーマンスダンパーを装着しているので、シャープなハンドリングを実現させると同時に走行中に発生する微振動やボディのしなりを素早く吸収。その結果優れた乗り心地と静粛性、さらに走りの質感も欧州のプレミアムブランドに負けない乗り味に仕立てられています。

単眼カメラとミリ波レーダーという2つの異なるデバイスによって前方の車両や歩行者を認識して危機回避などを行うレクサスセーフティシステム+を標準装備したCTの車両本体価格は377万〜477万円となっています。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
続きを見る
閉じる