2019年モデルのアウトランダーPHEVが登場する三菱自動車は「e-EVOLUTION CONCEPT」を欧州初披露【ジュネーブモーターショー2018】

加えて、エンジン発電制御が全域で見直され、エンジン音を大幅に低減させることで、発電によるエンジン始動時の違和感を低減させるとしています。

駆動用バッテリーの容量も約15%アップし、最高出力を約10%向上。さらに、ジェネレーターやリヤモーターの出力も約10%向上させることで、より力強い走りが得られるそうです。

旋回性能や操縦安全性の面でも進化を遂げます。車両運動統合制御システムの「S-AWC」モーターのレスポンスを高めるだけでなく、前後駆動力配分を最適化することで、旋回性能と加速性能を最大限引き上げられる「SPORT」モードを追加。

さらに、モーターのレスポンスや車両挙動を穏やかにすることで、氷雪路などの滑りやすい路面での安定性とコントロール性を向上させる「SNOW」モードも加わります。

外観では、LEDヘッドライトやLEDフォグランプベゼル、ラジエターグリル、フロントスキッドプレート、リヤスキッドプレートの意匠変更のほか、フィン形状の新デザインアルミホイールと空力性能を向上させるリヤスポイラーの追加により、スポーティな仕立てとなっています。

内装は基本的に変わらないものの、一部改良が施されます。モーターとエンジンの出力状況が分かるようにパワーメーターの表示が変更されるほか、サポート性を高めたキルティング本革の新形状シートを採用。レーザーエッチングが施されたオーナメントパネルと組み合わせることで質感の向上が図られています。

(文/塚田勝弘・写真/三菱自動車)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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