SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)と呼ばれるクルマが人気なのはご存じのとおり。
日本自動車販売協会連合会が発表している2017年の1年間の登録台数データを見ても4位にトヨタ・C-HR(11万7299台)、15位にホンダ・ヴェゼル(6万4332台)、16位にトヨタ・ハリアー(5万8732台)、19位に日産エクストレイル(4万9873台)、26位にマツダ・CX-5(4万1622台)がランクイン。しかもエクストレイルを除く車種は全て対前年比プラスという好調を示しています。
SUVは人気の高いモデルだけあって、ニュースが豊富です。2017年はマツダ・CX-5のフルモデルチェンジにはじまり、6月にはトヨタ・ハリアー、日産・エクストレイルのマイナーチェンジ。マツダ・CX-3にガソリン車の追加。年末には3列シートをもつSUV、マツダ・CX-8の登場。そしてレクサスRXに7人乗りモデルが追加されました。また2018年早々にホンダ・ヴェゼルがマイナーチェンジ、マツダ・CX-5が一部改良を行っています。
人気の高いSUVですが、今回は新車の販売台数だけではわからない、本当に人気のSUVは何かを検証してみました。
その人気のバロメーターとなるのが、いわゆる下取り価格から割り出した残価率です。新車と異なり中古車はユーザーの人気が価格に反映されます。したがって人気が高い車種ほど残価率が高くなり、人気のないクルマは残価率が低くなるというシステムなのです。この残価率はよくリセールバリューとも言われます。
残価率は人気でも変わりますが、フルモデルチェンジやマイナーチェンジなどでも大きく変わります。そこで、今回は現在新車が販売されている現行型が揃った2017年式で残価率を計算しました。登録して1年目は最も値落ちが大きく残価率70%が目安と言われていますが、さすがに人気のSUVはこの数字はほとんどクリアしています。