BMWの人気4ドアサルーン「3シリーズ」の頂点に君臨する「M3 セダン」次期型が、初めてスカンジナビアで寒冷気候テストを開始したようです。
捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュが施され、ヘッドライトを始めダミーパーツが装着されています。ディテールは不明ですが、ワイドになるキドニーグリルが見られるほか、フェンダーにはワイド化を可能にする小さなフレアが取り付けられています。
また「CLAR 」アーキテクチャにより、軽量化とともに剛性もアップするようです。
次世代型では、新燃費計測モード「WLTP」を採用。これは燃費、CO2や大気汚染物質の排出量において国際標準試験方法を定めたもので、WLTP認定には往来の約2倍の時間や労力を費やします。これに対応していない現行「M3」は5月をもって生産終了の可能性が高いようです。
ウォーターインジェクションシステムを搭載するパワートレインは、新開発「S58型」3リットル直列6気筒ツインターボエンジンと48Vマイルドハイブリッドを組合せた強力エンジンで、最高出力は500ps超えが確実視されています。4WDの「xDrive」システム搭載も間違いないと思われます。ギアボックスは、伝統の6速MTが継承されるか、あるいは8速ATオンリーになるかは不明のようです。
ワールドプレミアは、ズバリ2019年のフランクフルトモーターショーが有力です。
(APOLLO)