システム総合出力462ps! パナメーラ4Eハイブリッドは4ドア版911のよう

実際に試乗してみました。車重は2トンを優に超える重量級の4Eハイブリッドですが、低回転から強大なトルクを発生するパワーユニットにより、身のこなしはむしろ軽やかに感じました。

室内は狭そうに見えて実際には広い。車重が重いはずなのに実際には軽快。パナメーラ4Eハイブリッドは全身にポルシェマジックが降りかかった一台でした。

【おまけ情報】

ポルシェがパナメーラよりも前に4ドア・4シーター車を作っていたのをご存知でしょうか?今から31年前の1987年に発表された「H50コンセプト」がそのモデルです。これはV8エンジン搭載のFR車「928」をベースにルーフを延長してドアも追加したものでした。

しかしH50は、実走行モデルも作られましたが量産には至らずプロジェクト終了となっています。というわけで2009年に登場した初代パナメーラは、ポルシェにとって悲願のクルマだったのでした。

●パナメーラ4Eハイブリッド・スペック

全長×全幅×全高:5049×1937×1423mm
V型6気筒2894ccツインターボ+モーター

システム出力:462ps
エンジン
最高出力:330ps/5250~6500rpm
最大トルク:45.9kgm/1750~5000rpm
モーター
最高出力:136ps/2800rpm
最大トルク:40.8kgm/100~2300rpm

価格:1436万円(テスト車はオプション装備込みで1968万8000円)

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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