OPTIONでは、長期連載チューニング・ステップアップ企画を何台かやっていました。DaiちゃんのZもその1台ですね。エンジンをイジり、タービン、足まわり、ボディ改造まで含め、トータルチューニングを行うことで、最高速やゼロヨン記録に挑戦して…という企画です。
しかし、この「シティ・ミッドシップ化」は、ちょっと異色な長期連載企画でした。なんたってエンジン搭載位置を変えちゃおう!っていうのですから…。国産初のミッドシップ、MR2が誕生したのは1984年。それよりもずっと前の企画ですからね。
では、何度かに分け(連載回数は無計画…)、完成までの過程を紹介していきましょう。今回のその1は、計画スタート〜アウトラインの紹介から。
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●OPTホットマシン シティ・ターボ ミッドシップ計画
今年の流行はこれだ! オレたちのクルマを作る!
今年のOPTホットマシンは、コイツだ。本物のスポーツカー作りに挑戦しようと張り切っている。標的はFFシティ・ターボからルノー5ターボ、そして…。夢はデッカイ。
走り好きなオレたちが、一度は乗ってみたいクルマは何か。それは、スポーツカーの頂点ともいえる、ミッドシップ・エンジンカーじゃないだろうか。
といっても、日本のマスプロ主義カーメーカーでは、少量生産しかできないので作ってくれっこない。外国にはフェラーリ512やロータスなどのミッドシップカーがたくさんあるが、超高級スーパーカーだ。身近な存在は、フィアットX-19やルノー5ターボがあるくらいだ。それでも外車となると、ちょっと縁遠い。
それなら、国産の大衆車でミッドシップを作ってしまおう! チューニングやモディファイ、個性的なクルマの楽しみ方の好きなOPTだから、ここまでやってみなくちゃ話にならないのだ。
むろん、こんな超モディファイ車が街を走るなんて夢かもしれない。しかし、ロマンを無くしたらつまらない。この計画はプロトタイプというわけだが、近いうちにメーカーが市販してくれるかも分からない、という期待をこめて、そのキッカケになってくれればいうことはない。