雪道やアイスバーンでの高い性能が評価を得ているブリヂストンの最新スタッドレスタイヤ「ブリザックVRX2」ですが、ドライ路面でも高い性能を示してくれました。
東京で大雪が降った翌週末、ふたたび雪が降るとの予報が出されたなか、ブリヂストンのスタッドレスタイヤ「ブリザックVRX2」を履いたインプレッサG4に試乗をしていました。
予想された雪はちらついた程度で、路面としてはドライでした。せっかくスタッドレスタイヤ付きのクルマがあるのに……と思って乗っていたのですが、しばらくして「これってスタッドだったよな?」と再確認している自分に気づきました。
一世代前のスタッドレスタイヤや、一部の現行モデルのスタッドレスタイヤ、もしくはオールシーズンタイヤと言われるタイヤの多くは、細かいパターンから生み出される「シャー」とか「ガー」といった独特のノイズを発生するものですが、「ブリザックVRX2」はそうしたノイズをほとんど感じません。1週間の借用期間中に3名の業界関係者が助手席に乗りましたが、みな口をそろえて静かさにびっくりしていました。
さらに、ワインディングを走ってもハンドリングに不安を感じることはありませんでした。グリップの限界だけでなく、ステアリング切り始めの遅れなどもありません。高速道路でのレーンチェンジの不安もありませんでした。
インプレッサG4にはアイサイトが装着されていますが、レーンキープの機能もきちんと作動しました。クルマ側がタイヤのパフォーマンスで調整することはないので、「ブリザックVRX2」がサマータイヤと同レベルの性能を有していたことになるといっていいでしょう。
(諸星陽一)
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