【JAPANキャンピングカーショー2018】充実装備にゆとりある居住空間。1200万円クラスの国産キャブコンモデル

キャンピングカーに興味のある方は、「いつかはキャブコン(キャブコンバージョン)を!」と憧れを抱いている方も多いでしょう。

「キャブコン」とは、トラックやミニバンのキャビン(運転席)部分を残して架装(コンバージョン)したキャンピングカーのことで、「バンコン」よりも大きな居住スペースが魅力です。

福岡県にあるRVトラストの「ボレロ(TR540 Bolero-V.MAX)」は、同社の最上級キャブコンで、展示車両は1200万円級(1196万円・税抜き、諸経費のぞく)という価格。展示車両は4WDですが、2WDも用意されています。

外観からも分かるように、ベース車はハイエース(ロング/ワゴンGL)で、ボディサイズは全長5480×全幅2150×全高2850mm。価格はもちろん、このサイズだけで乗り手や駐車場所などを選びそうです。パワートレーンは、2.7Lガソリンエンジンと6ATの組み合わせ。

乗車定員5名、就寝人数4人という「ボレロ」は、バンクベッド部に2人就寝可能で、さらに後部の常設ベッドもゆったりしていてこちらも2人寝ることができます。

装備は非常に充実していて、多層構造高断熱シェル、オートエアコン、給・排水タンク、温水シャワー、サブバッテリー、サイドオーニング、冷蔵庫、16インチ液晶モニター、外部収納庫、ダイネット部絨毯マット、温水装置(ガス式)、ルーフベンチレーター、本革ラウンジシート、リヤスピーカー、固定式カセットトイレ、FFヒーター、2口ガスコンロ、電子レンジ、カーテン、1500Wサイン波インバーター、専用グリル&スポイラー(モデリスタ)などが標準装備。

価格的にもサイズ的にも万人向けではないものの、引き合いは少なくないそうで、許せばこんな贅沢なキャブコンでゆったりと旅・車中泊を楽しみたいものです。

(文・写真 塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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