ジャガー初となる電動SUVである「I-PACE(アイ・ペイス)」の「ジュネーブモーターショー2018」での世界初披露に先駆けて、極寒地でのテスト風景などが公開されました。
400ps/700Nmにより、0-100km/h加速は約4秒という俊足を誇るジャガー「I-PACE」。DC100kWの充電器を使うと、45分未満で0%から80%までの急速充電が可能とのこと。さらに、スポーツカー並みのパフォーマンスとSUVの実用性を兼ね備え、子どもの送迎や通勤といった日常生活から、氷点下の極限な状況にも対応するとしています。
なお、I-PACEは90kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、気になる航続可能距離は、EUのNEDCテストサイクルで1充電あたり500km。
今回ジャガーは、スウェーデンのアリエプローグにあるジャガー・ランドローバーの寒冷地のテスト施設において、過酷な地形や摂氏マイナス40度という北極圏の極寒の環境のなか、I-PACEの厳しい走行テストを実施。
I-PACEは、出発する前に主電源を使い、クルマのバッテリー準備と車内温度の調整をすることが可能で、凍りつくような寒さや酷暑にあっても最大限の走行距離とパフォーマンス、快適性が確保できるそうです。
さらに、InControlシステムやリモート操作が可能なスマートフォン用アプリから、最適な充電時間と操作スケジュールを設定することができるとのこと。I-PACEのボディサイズは、全長4680×1890×1560mmで、気になる日本上陸は、2019年前半の日本上陸が予定されています。
(塚田勝弘)