日産自動車、あるいはオーテックジャパンによる車中泊仕様は、オーテックジャパンによるNV100クリッパー リオ「ベッドキットバージョン」がすでに市販化されています。さらに、持ち込み登録による「NV350キャラバン トランスポーター」も日産自動車で手がけていて、オーテックジャパンと合わせると、軽自動車とキャラバンのラインアップとなっていました。
「JAPANキャンピングカーショー2018」において、初めて披露されたNV200バネット「マルチベッドワゴン」は、オーテックジャパンによるものではなく、日産自動車が開発し、日産のディーラーで販売されるモデル。
ロンリューム張りのフロアパネルに、ベッドシステムを搭載したシンプルな作りで、ベッドには大人2人の就寝が可能としています。ベッドは上下に配された面ファスナーで固定する簡単装着で、しかもしっかりと固定できます。
架装オプションは、発表時点でテーブル(可倒式、高さ調整機能付)のみというシンプルなラインナップ。ほかの装備に関しては、担当者によると「いまはいいアイテムがありますから」とオーナーが工夫する余地をあえて残しているそうです。
なお、ベッドマットは両サイドに固定できるほか、テーブルも使わない時はベッド裏にコンパクトに収納できます。
普段は5名乗車可能なワゴン車として使用可能なNV200バネット「マルチワゴン」。おひとり様を中心とした車中泊ブームに対応するモデルで、ボディサイズは全長4400×全幅1695×全高1850mm。
エンジンは1.6Lガソリンで4ATが組み合わされ、駆動方式はFF。価格は233万640円(展示車両)となっています。
(塚田勝弘)