ロイターが米国で実施した調査で「自動運転車」への信頼度は27%止まり。その理由とは?

米GM(ゼネラルモーターズ)では、ドライバーの運転ミスを原因とする負傷・死亡事故の根絶、渋滞解消、身体能力を気にせず好きな所へ自由に行ける世界を実現すべく、2019年までに「自動運転車」による公道走行実現を目指しています。

同社は今年に入り、ステアリングホイールや、ペダル類が無い「レベル5」の完全自動運転車「クルーズAV」の公道走行許可を米運輸省に申請。

また英ジャガー・ランドローバーも自動運転車の市販に向け、「完全自動」と「半自動」運転が選択可能な試験車両を使って各種天候下での公道走行試験を開始しています。

そうしたなか、ロイターが米国で実施した自動運転車に関する興味深いデータを公開しました。

それによると、自動運転車に「安心して乗れる」と答えた米国の男性は38%、女性は16%(平均27%)、「安心できない」と答えた男性が55%、女性が77%(平均66%)だったそうで、自動運転車について「多くの潜在力を秘めた素晴らしい技術」と評する反面、事故発生時の安全性や法的責任を懸念する声が多い模様。

ちなみに、以前GoogleがGM同様、運転装置を持たない「レベル5」の完全自動運転実験車両の公道走行許可を申請したところ、運転装置の装備を義務付けられた経緯があるようです。

今後もこうした状況は米国のみならず、世界各国で起きることになりそうで、自動運転車の発売までには、インフラ側の整備も含め、まだ多くの時間を要することになりそうです。

Avanti Yasunori

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【関連リンク】

GENERAL MOTORS
http://www.gm.com/content/dam/gm/en_us/english/selfdriving/gmsafetyreport.pdf

JAGUAR LANDROVER
http://www.jaguarlandrover.com/

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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