【東京オートサロン2018】F1マシン用と乗用車用の違いはわずか?ペトロナスが新型エンジンオイルを発表

プロジェクト担当&テクノロジー部門長であるエリック・ホルトゥーゼン氏は、『℃oolTech™ペトロナス・シンティアム』ついて、

「全ての自動車エンジンで過熱が発生し、渋滞や急な傾斜、連続的な加速などでより状況が悪化します。高速道路上で頻繁にエンジンが高温に曝される原因として、オイルの酸化や油膜が発生します。これによってオイルの循環能力と熱吸収能力が低下し、結果エンジンが損傷し、駆動性能に悪影響を与え、燃費低下につながる」

と説明。

「熱伝達能力を添えた『℃oolTech™ペトロナス・シンティアム』であれば、安定して最適なエンジン性能と最高の燃費を維持できます」

と続けました。

『ペトロナス シンティアム 7000 0W16 ℃oolTech™』の開発は、F1のメルセデスAMGペトロナスチームとともに進められ、

「レーシングカーと快適性を重視する市販車とでは、一見使用されるオイルに大きな違いがあるように思われますが、目指すところは同じ『効率』なのです。
レースの場合はより多くのパワーとスピードを、市販車の場合は燃費を上げるという『効率』。両者の目的が違うだけで効率を上げるというところに違いはありません。今回の『ペトロナス・シンティアム7000 0W16 クールテック』は特に燃費を上げるというところに重点を置いたオイルなのです」

と同氏は説明しました。

 

ペロトナルでは、エンジン車だけではなく、ハイブリッド、EV、燃料電池など次世代のエネルギー車に対してもアプローチしていくようです。

人間で言う血液に相当するエンジンオイル。より長く、より調子よく自分の愛車とドライブしていくのに『ペトロナス・シンティアム7000 0W16 クールテック』は新たな選択肢となりそうです。

(栗原 淳)