トヨタ自動車が東京モーターショー2017で、「新たなクルマの楽しさを提案」と謳ってワールドプレミアした「GR ハイブリッドスポーツコンセプト」。
同モデルではスポーツカーと環境技術を融合。ハイパワー型リチウムイオン電池を搭載しており、総システム出力1,000psを誇るルマン24H参戦マシン「TS050 HYBRID」のハイブリッド技術「THS-R」を採用している点が注目されます。
外観では「タルガトップ」に加え、「TS050 HYBRID」をモチーフにしたヘッドランプやホイール、テールのセンター出しマフラーなどが目をひくとともに、構造面では、重量物である駆動用バッテリーを車両中央付近に搭載することで、スポーツカーとしての「走り」を追求。
A/T車でありながら、ボタンひとつで6M/T車のような操作を楽しめるHパターンシフトを採用するなど、マニアックな仕様となっています。
各種情報によると、トヨタは2019年の市販化に向けて開発を進めている模様で、コンセプトモデルは現行の「86」がベースになっているようですが、市販モデルのベースになると予想される次期「86/BRZ」との関係が大いに注目されるところ。
同社が「GR ハイブリッドスポーツコンセプト」のアピール用に製作した、高度なCG技術による山岳部でのリアルなドリフトシーンも見応えの有る仕上がりとなっています。
(Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)
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