東京オートサロン2018においての新たな試みが、新生「BHオークション」とのコラボです。
聞きなれない名前ですがこのBHオークション、世界的な潮流である「コレクタブル・カー」のオークションを通じて、日本らしい価値観を育てつつコレクタブル・カーの文化的振興をも見据え新たに設立されたばかりのオークションなのです。ちなみにBHは「Best Heritage」の頭文字です。
なので、オークションといっても、ヤ○オクのようなで「できるだけ安くおトクに買う」オークションではありません。その車両の価値を認めた品格あるオトナのためのオークションなのです。
今回は設立最初となる初競り。16台のマニア垂涎の車両が集められました。ビンテージカーだけにこだわらず、オートサロンらしくチューンドコンプリートの姿も。Option誌面をにぎわせたマシンやかつてのカスタムカーコンテスト受賞車両、サーキットやストリートでブイブイいわせた車両も混じっています。現在までキレイに保管されたことに驚きですが、世界に1台しかないチューンドコンプリートはとくに海外のお金持ちが興味シンシンなんだとか。これぞBHオークションの定義する「コレクタブル・カー」。これらが会場で実際に競りが行われる公開形式がとられます。
実際の競りは事前登録された入札者(ビッダー)の挙手と電話による入札というアナログさながら、それが逆に興奮を招きそうな予感。どんどん上がる入札価格はステージの大型モニターにリアルタイムで表示される仕組みで、入札していなくても手に汗にぎりそう。
司会進行と、ハンマーを叩いて落札を決める役割「コンダクター」は、クリス・ペプラーさんが務めます。そして入札を仕切るのは、自動車ジャーナリストでありBHオークションの創立メンバーである西川淳さんです。
そんなオークションはイベントホールにて、1月12日の16時よりスタート。想定落札価格でもっとも高い車両はル・マンも走った日産のCカー、R90CKで1億4800万〜1億9800万円。いったいどんな人が落札するのかというゲスな興味はさておき、日本初のコレクタブル・カーオークションを一緒に盛り上げにイベントホールをのぞいてみるのも、オートサロンの新たな楽しみです。
(畑澤清志)
【関連リンク】
BHオークション公式サイト
http://bhauction.jp/