1970年代、クリア不能と言われたアメリカの排ガス規制法(いわゆるマスキー法)を初めてクリアしたCVCCエンジンを搭載した初代から数えて10代目となるのが現行のシビック。
日本生まれ、日本育ちのシビックですが、代を重ねるごとに販売が伸び悩み、先代の9代目は日本に導入されませんでした。しかし、新しくなった10代目は2017年9月に日本での販売を再開しました。これが大ヒットして11月現在で目標販売台数の6倍にもなる1万2000台を受注しました。
現行シビックは4ドアセダンと5ドアハッチバックの2つのボディタイプがあります。このうち、4ドアセダンは日本の工場で製造、5ドアハッチバックはイギリスの工場で製造されます。
日本仕様に搭載されるエンジンは1.5リットルのVTECターボと2リットルVTECターボの2種。2リットルモデルはスポーツタイプのタイプRでボディタイプは5ドアハッチバックとなります。
今回は1.5リットルVTECターボを搭載するセダンとハッチバックに試乗しました。セダンのミッションはCVTのみ、ハッチバックにはCVTとMTが用意されています。配車の関係でどちらもCVTとなってしまいましたが、かえって違い(あまり違わないこと)はよくわかりました。
(文・写真:諸星陽一)