ルノーのスペシャルモデル「スポール」を扱う25店の特別なディーラーとは?

ルノー車のラインアップのなかには「ルノー・スポール」と呼ばれるスペシャルなモデルが存在しています。ルノー・スポールのモデルは「R.S.」の名称が使われています。ルノー・スポールは車名であるとともにルノー・スポールという部門(ビジネスユニット)名称でもあります。

ルノー・スポールは一昨年(2016年)組織を改編し、ロードカーを担当するルノー・スポール カーズ、モータースポーツを担当するルノー・スポール レーシングに担当が分かれました。2017年で参戦40年、その間12回のワールドチャンピオンを獲得したフォーミュラ1については、現在はルノー・スポール レーシングが担当しています。一方、ルノー・スポール カーズは、ルノー・スポール レーシングがレースで培ったノウハウを元にロードカーを開発しています。

現在、R.S.の車名が付いたモデルはメガーヌとルーテシアが日本に輸入されています。ルノー・ジャポンのホームページを見るとわかりますが、メガーヌやルーテシアとは別にカテゴライズされています。これはR.S.を単にベースモデルをチューニングしただけではなく、特別なモデルとして扱われていることを象徴しています。

ルノー車のディーラーは全国に69店舗が存在していますが、そのうちの25店舗(全国店舗数とともに2017年11月末現在)は、ルノー・スポール スペシャリストディーラーと呼ばれる特別なディーラーです。

ルノー・スポール スペシャリストディーラーでは、特別なトレーニングを受けたルノー・スポール スペシャリストが在籍し、ルノーのグローバル資格を保有するサービスマンが確かな技術力でユーザーをアシスト・サポート。本格スポーツカーを志向するユーザーの要望に応える条件をすべてそろえているのです。

(文:諸星陽一/写真:前田 惠介)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
続きを見る
閉じる