BMWのSAV(スポーツ・アクティビティ。ビークル)シリーズで中核を担うBMW X3は、2003年登場(日本は2004年発売)の初代、2010年(日本発売は2011年)の2代目、そして2017年の3代目と代を重ねてきました。
初代は4.5m中盤の全長でしたが、2代目は4.6m台に、3代目はついに4.7m台に突入しています。ボディの大型化により居住性、積載性が進化している一方で、気になるのは重量増による走りへの影響でしょう。
初代X3は1700kg中盤から重いグレードで1800kg台を超えたくらいという車両重量でした。3代目となる新型BMW X3は、試乗車の「X3 xDrive 20d M SPORT」の場合で1860kg。初代よりもふた回りくらい大きくなっている割には軽量化素材(材料置換)の推進により、装備も増えても重量増は抑制されています。