「Z」はLかVか!? 最強スポーティカー、Z31誕生直前!【OPTION 1983年9月号より】

【名物Zアラカルト】

RSヤマモト S130Z

L28改2915cc+HKSターボという心臓は、290.32km/hという国産車最速レコードを叩きだしている。

JUNオートメカニック Z・3.5L

L28をベースに、3434ccまでスケールアップされたエンジンは、300psを軽く超えトルクも30kgm以上を確保する。

Mスペシャル アクリルトップZ

L28改3165ccは、300psを超える実力を持つが、何といっても、地上高わずか1mを可能にしたチョップドルーフのシルエットはド迫力だ。

ニューライフZ

メーカーに先駆け、OS技研が開発した6気筒4バルブエンジン、TC24搭載のZだ。2870ccにもかかわらず、最高出力325ps、最大トルク33kgmを発揮する。

坂本オート ドラッグZ

LY型(通称R390)エンジンを3090ccにスケールアップし、ニトロを併用する。400ps以上は確実と思われるパワーは、フロントエンジンのZを、スタートでウイリーさせるほど。

エレクトラモーティブ 280ZXターボ

アメリカのIMSAシリーズで、ブッチギリの成績を見せている、コンピューターZ。L28ベースのシングルターボエンジンとしては、驚異の550psを発揮する。

死喰魔 スーパーチャージャーV8Z

シボレーの350エンジンを搭載し、なおかつBDS製スーパーチャージャーでパワーアップされた、狂喜のマシンだ。

レーシングツーリングマシン

アメリカのレース界で活躍する、ボブ・シャープレーシングZとそっくりのボディワークをみせる、ツーリングZだ。

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Z初のV型エンジンが搭載されるだけでも、当時のチューニング業界はワイワイやっていたんじゃないの?と想像できますね。私の知人も、いま現在でもZ31をピッカピカに乗り継いでいる方がいらっしゃいます。それだけ歴代Zの中でこのZ31も魅力ある存在だということですね。そしてこの後、L型 VS. VG型の最高速&ゼロヨンバトルが繰り広げられていくのであります!

【OPTION 1983年9月号より】

(Play Back The OPTION by 永光やすの)

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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