新開発の2.4リッター水平対向4気筒ターボを積んだスバルの大型SUVが登場【LAオートショー2017】

SUBARU(スバル)がフラッグシップSUV「ASCENT(アセント)」を世界初公開です。

最新の「SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)」を用いた3列シートのミッドサイズSUVをロサンゼルスで発表しました。シートレイアウトは2+2+3の7名乗りと2+3+3の8名乗りの2パターン。7名乗り仕様の2列目がキャプテンシートとなっているのはスバルとして初採用となります。

これまで北米向けのフラッグシップモデルには水平対向6気筒エンジンを積んできましたが、アセントのエンジンは新開発2.4リッター水平対向4気筒ガソリン直噴ターボ。もちろん、駆動方式はシンメトリカルAWDとなっています。変速機はマニュアルモード付きCVTながら、北米で求められる牽引(トーイング)能力は5000ポンド(約2.2t)を実現しているということです。

先進安全装備「アイサイト」も標準装備しているのも、フラッグシップらしいといえるでしょう。

北米での発売は2018年夏。日本国内ではボディサイズ的に持て余すと感じるユーザーもいるでしょうが、新たな3列シートのラインナップとして求める声もありそうです。

■スバル・アセント主要スペック(米国仕様)
全長:4998mm
全幅:1930mm
全高:1819mm
ホイールベース:2890mm
最低地上高:220mm
乗車定員:7/8名
エンジン型式:FA24
エンジン形式:水平対向4気筒DOHC 直噴ターボ
総排気量:2387cc
最高出力:260hp/5600rpm
最大トルク:277lb-ft/2000-4800rpm
燃料種類: 87AKI
変速装置:スポーツリニアトロニック(CVT)
タイヤサイズ:245/60R18、245/50R20

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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