ダイハツの軽商用バンであるハイゼットカーゴ、軽ワゴンであるアトレーワゴンが11月中旬、マイナーチェンジを受けました。
軽商用バンのハイゼットは1960年に発売され、身近な「はたらくクルマ」として累計生産台数は400万台を超え、現在のダイハツ車の中で最も歴史あるモデルになります。
ハイゼット カーゴは、1961年にリリースされた「ハイゼット ライトバン」から始まり、現在は10代目。一方のアトレー ワゴンは、ハイゼット カーゴをベースとした軽乗用モデルで、広い室内と荷室が魅力です。
今回のマイナーチェンジの目玉は、ステレオカメラを使った衝突回避支援システムである「スマートアシストⅢ(スマアシⅢ)」の搭載で、「SAⅢ」グレードに標準装備されます。
「スマアシⅢ」は、衝突被害・軽減ブレーキ、車線逸脱警報、誤発進抑制機能(前方、後方)、先行車発進お知らせ機能、オートハイビームからなるもの。
中でも注目は、軽商用車としては初となる、歩行者も認識する衝突被害・軽減ブレーキの採用で、国が普及を進めている「セーフティ・サポートカーS」の「ワイド」に該当します。
そのほか、リヤコーナーセンサー、エマージェンシーストップシグナル、VSC&TRCも採用され、全車にABSが標準設定されています。
価格帯はハイゼット カーゴが934,200円~1,495,800円。なお、「スマアシⅢ」を搭載する「SAⅢ」グレードは1,063,800円~1,495,800円。アトレーワゴンは、全車「SAⅢ」系グレードになり、価格帯は1,533,600円~1,787,400円です。
(塚田勝弘)