【スバルBRZ STI Sport試乗】コストパフォーマンスも高いSTI Sport

スバルのスポーツモデルBRZに新たに追加されたSTI Sportは、その下に位置するGTと比べて21万6000円高という価格設定になっています。

機能パーツでの追加装備となるのは、215/40R18サイズのミシュラン・パイロットスポーツ4、ザックス製ダンパー専用チューニングのスプリング、STI製のフレキシブルVバーとフレキシブルドロースティフナーです。

実際、これだけの機能パーツを後付けで購入・装着した場合、元のパーツをオークションで売ったとしても、差額を埋めることは難しい感じがしますので、この時点でSTI Sportは「コスパ高し」と言えるでしょう。

エクステリアでは、専用フロントバンパーが採用されていますが、GTとの差はほとんど感じることはありません。GTにはフォグランプが組み込まれていますが、STI Sportはそれがない程度です。フロント&リヤのSTIエンブレム、ブラックのBRZエンブレム、STIロゴ入りの専用フロントフェンダーガーニッシュ、ブラックのドアミラー&シャークフィンアンテナを採用が採用されています。エクステリアではさほどコストパフォーマンス面を感じることはできません。

インテリアは専用パーツが多く、アルカンターラ&革シートにはボルドー色を採用されています。また各所にレッドステッチが採用されていることや、STIロゴ入りパーツが採用されているところも特徴的で、コストパフォーマンスを高く感じることができます。

クルマを選ぶ際にコストパフォーマンスばかりを考えるのはおかしなことですが、このSTI SportはGTと比べて装備面での差はもちろん、走りが大きくアップしている面からも買い得感が非常に高いモデルと言えるでしょう。

(文:諸星陽一)

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この記事の著者

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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