マセラティ初のSUV『レヴァンテ』に投入が確実視されているハイパフォーマンスモデル、『GTS』の市販型プロトタイプを始めて捉えました。これまでミュールボディは目撃されていましたが、生産型は始めてです。
フロントバンパー左右や、グリルの下に3分割された大型ベンチレーションを備えているほか、ボンネットには2つのエアスクープがテープで隠されているように見えます。リアには、最新のエキゾーストシステムを備えた全く新しいディフューザーを装備し、高性能モデルらしいエクステリアです。
ベースモデルの「レヴァンテ」は、3リットルV型6気筒エンジンを搭載し、最高出力は350psと430psを発揮しますが、ライバルのポルシェ「カイエン ターボ」を脅かす存在とはいえませんでした。
対して「GTS」のパワートレインは、ZF製8速ATと組み合わされるフェラーリ製3.8リットルV型8気筒エンジンを搭載し、最高出力はカイエンターボを凌ぐ570ps、最大トルク700N以上のパフォーマンスを発揮し、本気のカイエンキラーとなりそうです。
ハイテク装備では、アップデートされる「タッチコントロール・インフォテイメントシステム」、正確なドライビングラインを保つ「トルクベクタリングAWDシステム」などを装備し、2018年初頭、あるいは3月のジュネーブモーターショーでのベールダウンが期待出来そうです。
(APOLLO)