【ボルボXC60試乗】スカンジナビアン・デザインにマッチするソフトな乗り味

なお、兄貴分のXC90も登場時の乗り味は少し洗練さに欠けている印象がありましたが、少し距離を伸ばした固体では良好といえる乗り心地でしたので、もちろん固体差もあるかもしれません。

操舵時の反応も素直で、SUVにありがちなロールもよく抑えられています。それでいながら路面さえ荒れていなければ比較的ソフトといえる走りを披露してくれますので、上質な内・外装を裏切らない仕上がりといえそう。

金属バネの乗り味も気になるところですが、内装を中心に「スカンジナビアン・デザイン」を取り込んだ新型XC60の雰囲気にマッチした上質な走り。エアサスペンション装着車ではまずまず実現されていることが確認できました。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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