【東京モーターショー2017】累計入場者数は77万人超、11月3日に最大入場者を記録

第45回 東京モーターショーが閉幕しました。今回のモーターショーでは、最初の土日に台風による交通機関の乱れなどもあり、まさに波乱の幕開けとなりましたが、最後の3連休は穏やかな天候に恵まれた開催期間となりました。

そして、10月26日午後の特別招待日から数えての累計来場者数は77万1200人と発表されています。

月日別入場者数
10月26日:7,600人(※13:30~18:00)
10月27日:23,100人(※9:00~18:00)
10月28日:86,800人
10月29日:71,600人
10月30日:66,100人
10月31日:67,700人
11月1日:77,800人
11月2日:87,400人
11月3日:112,000人
11月4日:102,200人
11月5日:68,900人(※10:00~18:00)
累計:771,200人
※の付いている以外の日は10:00~20:00

10月26日は障がい者手帳を持っている方の特別招待日、10月27日は限定入場券によるプレビューデーで、一般公開日は10月28日~11月5日までというのが、今回の東京モーターショーの開催スケジュール。一般公開日だけの累計入場者数は740,500人で、一日あたり82,000人程度の入場者があったことになります。

その中でも目立つのは11万人を超えた11月3日、文化の日。一般公開日2日目となる日曜日が、天候不順とはいえ7万人ちょっとの入場者に留まったことで、モーターショーに対する興味が薄れているといった声もありました。しかし、天候に恵まれた休日であれば112,000人という集客力を持つイベントであることを証明するカタチになりました。

海外のトレンドなどから「EVシフト」、「自動運転」といったキーワードがメディアを賑わし、事前情報の段階では古くからのクルマ好きにとってはパラダイムシフトを強いられるモーターショーになるといった噂もありました。ですが、いきなりEVになるわけでも、自動運転になるわけでもありません。未来・近未来・現在と実際の変化スピードを感じさせる展示になっていたことがSNSなどで伝わったことで、後半の伸びにつながったといえるかもしれません。

なお、前回(第44回 東京モーターショー)の累計入場者は812,500人でした。前回はプレビューデーの公開時間が長く、一般公開日が実質的に今回よりも半日分多かったことを考えると、集客力の面ではポジティブに評価すべき第45回 東京モーターショーであったといえそうです。

(文:山本晋也 写真提供:東京モーターショー)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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