【東京モーターショー2017】シェフラーブースでフォーミュラE王者ルーカス・ディ・グラッシが来日イベントを開催

そしていよいよ、皆さんお待ちかねのディ・グラッシ選手の登場です! スタイル抜群で、かっこいいー!! ディ・グラッシ選手を一目見ようと会場に詰め掛けたたくさんのお客さんから、大きな拍手が送られました。

悲願のフォーミュラEチャンピオンとなったディ・グラッシ選手は、2016/2017シーズンを改めて振り返りました。

「今年は大変な1年でした。でも決して諦めませんでした。ライバルのセバスチャン・ブエミ(ルノーe.ダムス)と43ポイントの差があり、多くの人が『チャンピオンはブエミに決まった』と言っていたけれど、それでも努力をし続け、集中しました。そして最終戦で逆転し、チャンピオンになることができたのです」

さらに続けます。

「他の人達がどういう事を考えているかに関わらず、目標をしっかり持って努力すること。そしてチャンスがまだ残っているのであれば、周りも巻き込んでモチベーションを高め集中すれば、目標が達成できるんだということを学びました。この教訓は一生忘れません」

「10代でF1とフォーミュラEに参戦することが目標です」と夢を語ったJuju選手に、「感銘を受けた」と言うディ・グラッシ選手。

「モータースポーツは主に男性のスポーツですが、その環境の中で女の子ながら頑張っているのは凄いなと思います。将来何をやりたいか、明確に目標を抱いているのはとても素晴らしいことですね。彼女の未来は明るいよ!」

また、イベントの途中にはブースに設置されているフォーミユラEシミュレーターによるデモンストレーションも行われました。

舞台は六本木市街地コース。実際に東京で開催したらこんな感じなのかなと、夢が膨らみます。近くで走りを見ていた野田さんは「ステアリングの操作が細かいですね」とディ・グラッシ選手のドライビングテクニックに興味深々でした。

走行を終え、39.625秒という好タイムを叩き出したディ・グラッシ選手は「僕より速いタイムを出せる人は現れるかな?」と、少し得意げな表情(笑)。

こちらのシミュレーターは身長150cm以上であれば誰でも体験可能なので、フォーミュラEチャンピオンの記録にチャレンジしてみては? なお、シミュレーター体験希望の方は、当日配布される整理券が必要なので、早めにブースに行く事をオススメします。

そして最後に日本のファンに、嬉しいメッセージが届けられました。

「最近インタビューで、次にフォーミュラEを開催するならどの街でやりたいか聞かれたことがありました。母国ブラジルや、家族の故郷イタリアではすでに開催されている……だったら次は『日本でやりたい!』と答えたんです。日本には熱心なファンが多いので、今まで日本でレースをした時は本当に楽しめました。今年は日本でレースができず寂しかったので、フォーミュラEの開催を実現し、また日本でレースができるようになればいいなと思います」

イベント終了後には自らファンのほうに向かい、サインを書いたり一緒に写真を撮ったりと、とっても優しいディ・グラッシ選手。会場にいた方、最高の思い出になったのではないでしょうか。

そんなディ・グラッシ選手に、個別取材をさせてもらいました! レーサーになったきっかけ、休日の過ごし方、仲良しなドライバーなどなど、いろいろな話を聞いてきましたよ。その模様は後日改めてレポートしますので、お楽しみに!!

(yuri)

【関連リンク】

シェフラージャパン公式サイト

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
続きを見る
閉じる