トヨタの次世代タクシー「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」の乗り心地・快適性は?

全長4400×全幅1695×全高1750mmという背の高いパッケージを採用したトヨタの「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」

燃料はLPGで、1.5L直列4気筒エンジンは54kW(74ps)/4800rpm、111Nm/2800-4400rpm。モーターは45kW(61ps)/169Nmでニッケル水素バッテリーを搭載しています。安全面では「Toyota Safety Sense C」が用意されています。

会社(上司)から指名されて出陣式に向かったという、タクシードライバーの方の助手席、後席に座り、お台場から豊洲の駐車場まで同乗しました。

普段はクラウンコンフォート(もちろんLPG仕様)をドライブしているという運転手さん。今回初めて(実質的には2回目)ハイブリッドタクシーを運転するそうで、「とてもスムーズで、発進、加速、減速に違和感がなく、運転席の乗り心地も上々です」と高い評価をしていました。

また「少し視界(着座位置)が高く、フロントノーズが短いので見切りがしやすく、フェンダーミラーも小さめの割にかなり見やすいです」と第一印象は良好のよう。後方視界も良好だそうですが、「車庫入れはまだあまりしていないです。(3ボックススタイルの)クラウンコンフォートのようにトランクがないので、どうでしょうか」と慣れを要する点もありそう。

さらに、実際に配備されている車両にはナビが付いていましたが、こちらはお客さんを乗せて走るナビとは仕様が違うそう(そのタクシー会社の仕様ではないという意味)。タクシードライバーの方の会社の場合、本番用の「ナビ待ち」で、実際の営業までには1カ月ほどかかるそうです。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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