ボルボが2019年以降に「ポールスター」から2車種の本格EVを投入!

今年7月、内燃機関のみを搭載したモデルを2019年から廃し、その後ラインナップを電動車(EV、PHV、マイルドHV等)へと転換する計画を明らかにしたスウェーデンの自動車大手「ボルボ」。

同社は電動車を将来の事業の中心に据え、傘下の「ポールスター」ブランドを電動車開発に特化。2019年から2021年の間に発売する5モデルのEVのうち、2モデルをポールスターブランドから登場させるとしています。

そうしたなか、10月17日に同ブランドからスポーツタイプの4人乗りPHV「ポールスター1(ワン)」が登場。

ボディに軽量なカーボンファイバーを採用しており、大容量バッテリーとモーターの組み合わせにより、最高出力600hp、最大トルク1000Nmというハイパワーを発生。2019年半ばに本格生産を開始するそうで、日本を含む世界市場に投入する計画のようです。

同社は引き続き、2019年末までに普及版となるコンパクトタイプやSUVタイプのEVについても生産を開始するそうで、これが前述の2モデルに相当する模様。

「ポールスター」から登場するEVが、このジャンルで先行する「テスラ」等にも影響を与えるのは必須と予想され、2019年以降、世界的なEV普及情勢にいっそう弾みがつきそうです。

Avanti Yasunori・画像:Volvo Polestar)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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