次世代エンジン「SKYACTIV-X」搭載の新型アクセラは2019年発売?

まもなく開幕する東京モーターショー2017で「次世代商品コンセプトモデル」の公開を予定しているマツダ。

その正体は「魂動デザイン」を深化させた次世代デザインの採用に加え、同社が圧縮着火制御技術の実用化に世界で初めて目処を付けた次世代エンジン「SKYACTIV-X」や、次世代車両構造「スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー」を採用したコンパクトハッチバックモデルのようです。

「SKYACTIV-X」は、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの利点を併せ持つエンジンで、主な特徴としては、各気筒ごとに筒内の圧力を測定する筒内圧センサーや、燃料を高圧で筒内に噴射する高圧燃料系、大量の空気を供給するための高応答エアサプライ(スーパーチャージャー)を装備している点。

また「スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー」は、高強度な超高張力鋼板の使用比率を高めてボディーを軽量化、燃費性能の向上に繋げているのがポイント。次期アクセラ(4代目)とみられる同コンセプトモデルですが、市販モデルについては2019年の発売を予定しているようです。

なお、マツダの小飼社長は「今年8月に発表したマツダの新しいチャレンジ“サステイナブル Zoom-Zoom2030”で掲げた本質的なCO2削減のためには、内燃機関と電動化技術によるマルチソリューションが最適と考えている」としており、同社の今後の動きについても注目されます。

Avanti Yasunori・画像:MAZDA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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