悪天候のなかトヨタが1-2フィニッシュ!中嶋選手、小林選手のコメントを紹介【WEC第7戦富士6時間レース】

2017年FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間レースでトヨタが1-2フィニッシュを達成しました!

降り続く雨と富士スピードウェイ特有の濃霧により6度のセーフティカー導入、そして2度の赤旗中断と混乱した展開となった決勝。

スタートは予定通り午前11時に切られましたが、セーフティカー先導の下で周回が開始されました。ファーストスティントはトヨタTS050 HYBRID7号車を小林可夢偉選手、TS050 HYBRID8号車をセバスチャン・ブエミ選手が担当。5周を終えた時点でグリーンフラッグが振られ、実質的なレースが始まりました。

その後も雨や霧に見舞われ、スタートから40分の時点で再びセーフティカーが導入。更にその40分後には濃霧のために赤旗が提示され、レースは一時中断となりました。この時点のトヨタ勢の順位は8号車が3番手、序盤に発生したワイパートラブルへの対応のためピットストップが長くなった7号車は4番手です。

そしてレースが再開するとすぐにライバルのポルシェをかわし、序盤過ぎには8号車1番手、7号車2番手の1-2体制を形勢することに成功しました!

ウェット路面の状態で、ポルシェよりラップタイムを上回る力強い走りを見せつけたトヨタ。しかし、異なる燃料給油戦略だったこともあり、度重なるセーフティカー導入により何度もマージンが帳消しに……。そのたびにアドバンテージは失われていき、最後にどの車両が勝つのか全く予想が出来ない展開になっていきました。

午後3時半を過ぎた頃、再び濃霧に覆われ、赤旗中断に。この時点でレースは世界選手権の競技規定に則り、チャンピオンポイントをフルに獲得出来る全走行時間の75%をクリアしていることから、ここでWEC富士6時間レースのチェッカーが振られました。

レースを最後まで見ることができなかったのは残念でしたが、8号車優勝、7号車2位のトヨタ勢1-2フィニッシュという、日本のファンにとって嬉しい結果となりました!

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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