【新車】新型 ボルボ・XC60のインパネにあるスウェーデン国旗がモチーフの金属パーツが実現したデザインとは?

同氏が担当したというインテリアでは、最高のシートと自負するXC90と同じフロントシートのほか、最も強調したいのがインパネを左右に貫く加飾。この流木などをモチーフにした木目調のデコレーションを実現するのに苦労したそう。

それは、量産車で「金属、プラスチック、木」という3つの異なる素材を組み合わせる難しさ。それぞれ膨張係数が異なるため、インパネに小さな隙間ができやすく、いわゆるチリ合わせに非常に苦労したそうです。最初からこれほど大変なのが分かっていたら、やらなかったとコメントするほど。

異なる3つの膨張係数の違いを(調整)吸収するのが、エアアウトレット下に配された0.5mmほどのスウェーデン国旗をモチーフにした金属の素材で、これを採用することで、異なる膨張係数の帳尻合わせが可能になり、見事なチリ合わせを実現しているそうです。

ほかにも、XC90から採用されているシートのスウェーデン国旗もありますが、こちらは遊び心のある飾りで、ボルボらしさをさり気なく主張しています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘、ボルボ)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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