トヨタがGRブランドで「ミッドシップ・ハイブリッドスポーツ」を市販か?

トヨタ自動車が先頃、これまでのスポーツコンバージョンシリーズ「G’s」を「GR」シリーズに改め、モデルラインナップやパーツ等の新アイテムを充実させると発表しました。

「GR」は「もっといいクルマづくり」を目指す同社が独ニュルブルクリンク24時間耐久レースや、全日本ラリーなどのモータースポーツ活動を通じて得た知見やノウハウを注いで開発する新たなスポーツカーシリーズ。

エンジンにチューニングを施した数量限定販売の「GRMN」を頂点に、そのエッセンスを注ぎ込んだ量販モデル「GR」シリーズ、そして気軽にスポーツドライブを楽しめる「GR SPORT」シリーズで構成されています。

GRカンパニーを率いる友山茂樹プレジデントはGRブランドの発表に際し、「一過性ではない永続的なモータースポーツ活動の重要性」を強調するとともに、「スポーツカー専用のプラットフォームを開発、世界に通用するピュアスポーツカーを世に送り出し、GRとしてのラインナップを完成させていきたい」と説明しました。

友山氏の背後のスクリーンには、WECマシーン「TS050 HYBRID」の走行シーンが映し出され、同車が現実的な市販モデルへと変化していく様子をCGで表現するなど、トヨタが新たなスーパー・スポーツモデルを開発する意思を感じさせるのに十分なものでした。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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