トヨタ自動車が先頃、これまでのスポーツコンバージョンシリーズ「G’s」を「GR」シリーズに改め、モデルラインナップやパーツ等の新アイテムを充実させると発表しました。
「GR」は「もっといいクルマづくり」を目指す同社が独ニュルブルクリンク24時間耐久レースや、全日本ラリーなどのモータースポーツ活動を通じて得た知見やノウハウを注いで開発する新たなスポーツカーシリーズ。
エンジンにチューニングを施した数量限定販売の「GRMN」を頂点に、そのエッセンスを注ぎ込んだ量販モデル「GR」シリーズ、そして気軽にスポーツドライブを楽しめる「GR SPORT」シリーズで構成されています。
GRカンパニーを率いる友山茂樹プレジデントはGRブランドの発表に際し、「一過性ではない永続的なモータースポーツ活動の重要性」を強調するとともに、「スポーツカー専用のプラットフォームを開発、世界に通用するピュアスポーツカーを世に送り出し、GRとしてのラインナップを完成させていきたい」と説明しました。
友山氏の背後のスクリーンには、WECマシーン「TS050 HYBRID」の走行シーンが映し出され、同車が現実的な市販モデルへと変化していく様子をCGで表現するなど、トヨタが新たなスーパー・スポーツモデルを開発する意思を感じさせるのに十分なものでした。