新型シビックの開発で抱いた危機感と課題、それに対するスタッフの「答え」とは?

そんな新型シビックを目の当たりにすると、ある違和感を覚えます。最近のホンダ車は、ステップワゴンの『わくわくゲート』をはじめとした奇抜なギミックが目を引きましたが、新型シビックには斬新なテールゲートや予想外の収納スペースの類は一切ありません。

しかしながら、直観的に操作できるナビとエアコンのほか、「タイプR」では6速MTのシフトストロークの長さや運転中でも操作しやすいトグル式の走行モード切替スイッチなど、操作性の良さにはこだわったと言います。

また、新型シビックでは迫力に満ちたスタイルも特徴のひとつ。「OTOKOMAE(男前)」をコンセプトにワイド&ローを強調したスタイルは、エアロパーツを纏った「タイプR」も含めて、「ちょっと攻めすぎでは?」と思えるほど強気。

保守的なイメージからの脱却と、常に挑戦する姿勢を表現したスタイルながら、視界の良さや荷室容量など実用性を損なわない優しさも秘めています。

(今 総一郎)

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