強化されたプラットフォームが与えられた4代目スイフトスポーツは、サスペンションをはじめとしたシャシー関係のグレードアップも行われました。
サスペンション形式はフロントがストラット、リヤがトーションビームで従来型と変わりません。
ただし、フロントはスプリングレートを33%アップ。モンロー製ストラット(ショックアブソーバー)のアウター径をφ50として曲げ剛性をアップしています。リヤはトーションビームの曲げ剛性をアップしたうえで、スプリングレートを30%アップ、ショックアブソーバーはフロント同様にモンロー製を採用。ロール角を先代よりも約5%低減することを実現しています。
ブレーキも変更を受けています。先代が15インチサイズのベンチレーテッドであったのに対し、新型は16インチサイズのベンチレーテッドとなっています。厚みは先代よりも2mm厚くなり、キャリパーの有効径は123mmで従来型よりも6.5mm拡大しています。ブレーキは運動エネルギーを熱エネルギーに変換して大気開放するエネルギー変換器ですから、重量が重いほど効率が向上します。
シャシー性能のアップはスイフトスポーツの走りを高いレベルに引き上げることに大きく役立っています。
(文:諸星陽一/写真:小林 和久)
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