グランツーリスモSPORTのPSVR仕様は「リアルを超えた」現実感覚!?【東京ゲームショー2017】

そんな平面モニターでの試遊にも驚愕を覚えるほどのリアルさを持っているグランツーリスモSPORTなのですが、プレイステーション4を仮想現実化するPSVR仕様の試遊機も一台だけ用意されていました。この試遊機、VR感を高めるためにシートが油圧で動き、ハンドルには路面の振動と応力をフィードバックする機能がついているというスペシャルバージョン。

VRでどのように見えるのかを写真で伝えることが出来ないのが非常に残念ですが、これはリアルを通り越して本当に運転しているという感覚。映像に映るハンドルを持つ手がこちらのハンドル操作に合わせて動いているところがなんとも不思議ですが、動き自体は自分の操作している動きなので慣れてくると違和感がなくなります。そして首を動かせば助手席側のミラーも確認でき、その上車内が完璧再現!本気でカーステレオなどを操作できる気がしてくるほどのリアルさ!

首都高速を3周も回ればもう完全にグランツーリスモSPORTのPSVRの世界の住人です。試遊が終わってPSVRのユニットを頭から外した瞬間、現実に戻りたくない感じ。というか現実とバーチャルの変わり目の違和感といったらとんでもない。これこそ高速教習に使えるんじゃないかと思うほどの仮想現実。このようなバーチャル体験は一度、いや所有して何度も味わいたくなります。

そんな未体験な体験が出来るのも東京ゲームショーの楽しみと言えるでしょう。会期は9月24日(日)まで。仮想現実VRの真実を絶対に体験してみて欲しいと思います。

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
続きを見る
閉じる