日産自動車のグローバル生産累計が1億5000万台を達成しました。その記念すべき1億5000万台目は、先日発表されたばかりの新型リーフでした。
1億5000万台目をラインオフした神奈川県横須賀市の追浜工場では記念式典が執り行われました。
日産自動車は、1933年に「自動車製造株式会社」として横浜市に設立、すぐに日産自動車株式会社と社名を改称。終戦の年の1945年には戦後第1号車をラインオフ、1947年には日産初のEV「たま電気自動車」を発売。追浜工場は1961年に稼働開始し、1966年にはサニーを発売。1977年にグローバル2000万台達成、以降、1981年3000万台、1985年4000万台、1990年5000万台、2006年1億台、そして2017年に1億5000万台を達成してきました。
式典には、西川 廣人 (さいかわ ひろと)CEO、山内 康裕 (やまうち やすひろ)CCOが登壇したほか、上地克明横須賀市長も祝辞を述べに登壇しました。
そして、「NISSAN LEAF OPPAMA EVolution “Challenge & Change” for the future since 2017」と書かれたポロシャツを工場側から経営者側へ進呈、その後、これからの1億5000万台を作っていくための決意表明をして一致団結し、式典は終了。
決意表明では「新型日産リーフをブッチギリの品質でお客様に届ける努力を行っています。」といった、式展らしからぬ言葉から本気を感じ取れます。
リーフは目標である先代の2〜3倍を台数目標としていますが、現時点ではそれを大きく上回る受注があるといいます。それを達成するにも、国内では追浜工場での生産体制が重要なキーとなります。
電気自動車の時代はまだすぐには来ない、との見方もありますが、その時が訪れるまで傍観している訳にはいかない。市販車は大量に生産し、販売し、その後の責任も取る必要があります。ある意味で、日産はEVの世界で最先端を走っていると言えるでしょう。
(文・写真:clicccar編集長 小林 和久)