フランクフルトモーターショーで「アヴェンタドール S ロードスター」を披露しているランボルギーニが、2017年12月4日に本拠地のサンタアガタ・ボロネーゼにおいて、同社初となる「SSUV=スーパー・スポーツ・ユーティリティ・ビークル」を明らかにすると発表しました。
ネーミングは、以前から噂されていた「ランボルギーニ・ウルス」。SUVの可能性を探り、SUVにランボルギーニならではの新たな基準を打ち立てるとしています。
SUVを新たなステージに引き上げるという、並外れたパフォーマンスのみなら ず、多目的性とラグジュアリー感が際立ちます。SUVの特徴に加えて、同社のDNAを感じさせるダイナミックなスーパー・スポーツカーのデザインを融合させているそうです。
スポーツカーで「飯を食ってきた」ポルシェが2002年にカイエンを投入してから約15年。いまではベントレーやマセラティ、ロールスロイスまでSUVを市販化、もしくは登場も近いと噂されています。
なぜ、スポーツカーメーカーや超高級ブランドまでがSUVをリリースするのでしょうか。
すでに手元にあるプラットフォームやアーキテクチャを土台にSUVに仕上げられるうえに、ベース車よりも付加価値を高めることで「より儲かる」クルマになり、しかも売れる。メーカーにとっては大型化(重量増)による燃費悪化(エミッション)の問題があったとしても美味しいわけです。
(塚田勝弘)
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