【ワークスチューニング試乗会】TRDのファインチューン「86」は、運転が上手くなった気にさせる安定感に注目!

ボディ関連のパーツでは、アイシンが開発した技術をチューニングアイテムとして活用した「MCB(モーションコントロールビーム)」が注目。

エンジンルームでストラットタワーとダッシュパネルをつなぐように配置されているこのアイテムは、内部に皿ばねと摩擦板を内蔵した構造で、入力によるボディの変形を抑制しつつ、振動を減衰させるというもの。ボディを固めるのではなく、しなやかに仕上げます。

さらに、新開発の全長調整式サスペンションは、フロントのダンパー長を長くしてオイル容量を稼いでいるだけでなく、ロッド部分にDLC(ダイアモンドライクカーボン)コーティングを施すことでフリクションを低減させ、なめらかなストローク感を実現しているというのも注目。

そのほか、リヤバンパーとセットのハイレスポンスマフラーやストロークを20%減らすクイックシフト、ミシュラン・パイロットスーパースポーツ(225/40ZR18)など、まさにトータルチューニングを施したTRDの86は、どんな走りを見せてくれるのでしょうか。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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