ボディ関連のパーツでは、アイシンが開発した技術をチューニングアイテムとして活用した「MCB(モーションコントロールビーム)」が注目。
エンジンルームでストラットタワーとダッシュパネルをつなぐように配置されているこのアイテムは、内部に皿ばねと摩擦板を内蔵した構造で、入力によるボディの変形を抑制しつつ、振動を減衰させるというもの。ボディを固めるのではなく、しなやかに仕上げます。
さらに、新開発の全長調整式サスペンションは、フロントのダンパー長を長くしてオイル容量を稼いでいるだけでなく、ロッド部分にDLC(ダイアモンドライクカーボン)コーティングを施すことでフリクションを低減させ、なめらかなストローク感を実現しているというのも注目。
そのほか、リヤバンパーとセットのハイレスポンスマフラーやストロークを20%減らすクイックシフト、ミシュラン・パイロットスーパースポーツ(225/40ZR18)など、まさにトータルチューニングを施したTRDの86は、どんな走りを見せてくれるのでしょうか。