危機一髪…メルセデス AMG GT4ブラックシリーズ開発車両、ニュルでコースアウト

メルセデス AMGの新型高性能市販モデル『AMG GT4 ブラックシリーズ』(仮称)の開発車両がニュルブルクリンクサーキットで高速テスト中にコースアウト、危機一髪でクラッシュを回避しました。

ニュルブルクリンク北コース(ノルトシェライフェ)は自然の地形に沿って作られており、激しいアップダウンやうねりが続きます。さらに170ものタイトなコーナーやブラインドコーナーがあるため、開発車両にとってこの上ないテストコースです。

しかし、北コースはグリップを高めるサーキット用アスファルトではないため、クラッシュも多く、特に高性能モデルにとっては危険と背中合わせのコースとなっています。

今回危うくクラッシュを回避した「AMG GT4 ブラックシリーズ」は、「AMG GT R」をベースにしたハイパフォーマンス・ストリートモデル。最高速度は330km/h、最高出力は620psを発揮する4リットルV型8気筒エンジンを搭載する高速マシンで、滑りやすくうねったコーナーから、思い通りのラインを外してしまったと思われます。

9月から10月にかけては新型モデル秋のテストラッシュとなり、世界屈指のハードコースに多数のプロトタイプが挑みますが、全車の無事を祈りたいものです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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