国産、輸入車を問わずインターネットなどに「つながる機能」が普通になってきました。トヨタのDCMのような車載デバイスを介したり、最近主流になっているスマホなどを介したりと方法はいくつもあります。また、アウディなどが先駆けた車内をWi-Fiスポット化するのもカーアクセサリー型の市販品まで登場しています。
「つながる」といっても機能はいくつもあり、要はコストとの兼ね合いになっていて、高級車ほど多機能化されるのは当然でしょう。BMWも注力している分野で、2013年に導入された「BMWコネクテッド・ドライブ」は、輸入車メーカーで初めてのつながる機能のサービスです。
車載通信モジュールを搭載した「BMWコネクテッド・ドライブ」をおさらいすると、標準装備のスタンダードとオプションのプレミアムがあります。
標準装備の「スタンダード」は、SOSコールや故障時に対応してくれるテレサービスという万一の時に助かる基本サービス。オプションの「プレミアム」は、オペレーターによる24時間365日の対応をはじめ、オンラインで多様な情報を入手したり、スマホからエアコンやドアロックの操作などをしたりできるものです。
BMWは、2シリーズのアクティブ ツアラーに設定されているプラグインハイブリッドのBMW 225xe iPerformanceに「BMWコネクテッド ・ドライブ」を標準化すると8月25日に発表しました。今回標準化されるのは標準装備のスタンダードに加え、オプションのプレミアムを含めたもので、「BMWコネクテッド ・ドライブ」として全機能が付加されることになります。
具体的には、BMW SOSコールとBMWテレサービスはもちろん、スマホを使って駐車場にある愛車の位置を確かめたり、充電スポットを検索したり、ドアロックの施錠などができたりするBMW リモート・サービス、ニュースや天気予報などが確認できるBMWオンライン、専用アプリでSNSの確認ができたり、ナビの目的地をスマホに転送し、徒歩で最終目的地まで案内できたりする「BMW Apps」などが用意されています。
「BMW 225xe iPerformance Active Tourer」の価格は523万〜544万円で、7万円アップとなっています。
(塚田勝弘)