【新車】3代目ポルシェ・カイエンがワールドプレミア!! オールアルミボディと合金製シャシーで軽量化を敢行

メカニズム面ではアクティブ制御の4WDシステムが標準化され、「ポルシェ4Dシャシーコントロール」、「3チャンバーエアサスペンション」、電子制御ロール安定化システムの「ポルシェ ダイナミックシャシー コントロールシステム(PDCC)」によって、オンロード性能をさらに向上。最新装備を数多く盛り込んだにも関わらず、重量は先代よりも約65kg軽くなったそうです。

ダイエットは、総アルミニウム製のボディによるもので、フロアパンアッセンブリーやフロントセクションなど、ほぼ全てのシャシーコンポーネントは合金製。さらに、先代より10kgの軽量化に貢献するリチウムイオンポリマー スターターバッテリーも用意されています。これらにより、装備を強化しながらカイエンの乾燥重量は2040kgから1985kgに軽量化されたとのこと。

また、ローンチ時のパワートレーンは、新開発された2種類の6気筒エンジンが用意され、先代を40ps上まわる340psの3.0Lエンジンを搭載するエントリーグレードの「カイエン」。そして「カイエンS」は、先代から20ps超となる440psの2.9L V6ツインターボエンジンを搭載。最高速度265km/hに達し、オプションの「スポーツクロノパッケージ」を装着すれば、0-100km/h加速は4.9秒で到達。組み合わされるトランスミッションは、両モデルともに新しい8速ティプトロニックSトランスミッション(8AT)。

内装は、新型パナメーラに採用された最新世代の「ポルシェ コミュニケーションマネージメントシステム(PCM)」の12.3インチフルHDタッチスクリーンが目を惹きます。

ボイスコントロールなどで直感的に操作することが可能で、標準の「ポルシェ コネクトプラス」を使用することで、オンラインサービスとインターネットにアクセスすることも可能。リアルタイム交通情報表示などが標準装備されるオンラインナビゲーションも含まれています。

新しいセンターコンソールのアナログスイッチは、主要機能が割り振られていて、そのほかのスイッチは、スマホ同様に音声と指先で操作するガラスルックのタッチパネルに統合。

さらに、ポルシェらしさを強調するアナログのレブカウンターが中央に設置され、両側の2つの7インチフルHDディスプレイにはドライビングデータとマルチファンクションステアリングホイールで選択された追加情報が表示されます。

ほかにも、熱探知カメラを備えたナイトアシスト、レーンチェンジアシスト、レーンキープアシスト、トラフィックジャムアシスト、サラウンドビューを含むパークアシスト、アダプティブクルーズコントロールなどの安全・快適装備ももちろん用意されています。

(塚田勝弘)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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