英・仏両政府が都市部などで深刻化する大気汚染対策を目的に、2040年にガソリン・ディーゼルエンジン車の販売を終結させる方針を固め、欧州主要国が「電動化」に向けて動き出しています。
そうしたなか、イタリア北東部のEVメーカー・エストリマ社が2009年6月から生産を開始した超小型EV 「BiRO」が注目を集めています。同社は欧州で既に1,800台の販売実績があり、ルノーに先行してゼロエミッションビークルをイタリアで一番多く販売したEVメーカーとなっています。
同社の創始者マッテオ・マエストリ氏が「日々の生活をもっと便利にしたい」との信念のもと、「安全で運転が簡単、独創的なデザインを持つ都市移動に適したエコカーを」と考え出したのが「BiRO」という訳です。
「BiRO」の車名は、イタリアで古くから重宝されて来た、人や荷物を運ぶための車両「Biroccino」にあやかって命名したものだそう。
日本の道路交通法上では「ミニカー」扱いとなり、一般道の法定速度は60km。普通自動車免許(AT限定免許でOK)を持っている人であれば、誰でも運転することができます。