フェラーリのニューモデル「ポルトフィーノ」が、9月のフランクフルトモーターショーでデビュー!

搭載される3.9LV8ツインターボエンジンは新コンポーネントの採用とエンジン制御のソフトウェアの見直しによって最高出力600ps、最大トルク760Nmを発生。カリフォルニアTより40psもアップし、0-100km/h加速はわずか3.5秒を誇ります。

ビークルダイナミクス特性も見直されており、搭載される第3世代の電子リア・ディファレンシャル(E-Diff3)は、F1-Tracとの組み合わせにより、メカニカルグリップだけでなく、限界域での車両コントロールを改善。また、このクラスで初めてEPS(エレクトリック・パワー・ステアリング)を搭載。このEPSとE-Diff3を統合することで、高速走行時の安定性を犠牲にすることなく、ステアリングレスポンスを向上させています。

サスペンションに搭載した磁性流体(MR)ダンピングシステム(SCM-E)はデュアルコイル・テクノロジーによってロールを抑え、荒れた路面における衝撃吸収能力の向上に貢献しています。その結果ポルトフィーノは極長の乗り心地を備え、よりダイナミックかつレスポンスに優れたクルマに仕上がっているそうです。

リトラクタブル・ハードトップ、広いトランク、ゆとりあるコクピット・スペース、さらに小旅行に適した2つのリアシートといった数々のアドバンテージが融合した最も強力なコンバーチブルといえるポルトフィーノ。今から、9月のワールドプレミアが待ちきれないですね。

●フェラーリ・ポルトフィーノSPECIFICATION

サイズ 全長4586mm×1938mm×全高1318mm
エンジン V型8気筒ツインターボ
総排気量 3855cc
最高出力 441kW(600ps)/7500rpm
最大トルク 760Nm/3000〜5250rpm
最高速度 320km/h以上
0-100km/h加速 3.5秒

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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