新型シビック TYPE R登場で、歴代シビック TYPE Rの中古車相場はどう変化した?【中古車選び】

歴代シビックタイプRで、118台と中古車の流通台数が最も多いのが、2007年に発売されたFD2型と呼ばれる3代目シビックタイプRです。初の4ドアセダンとなったシビックタイプRはサーキットを含むあらゆる走行シーンで、人とクルマの一体感ある操る歓びを目指して開発されました。

最高出力225ps、最大トルク215Nmを発生する2L直4DOHC i-VTECエンジンを搭載し、クロスレシオの6速MTが組み合わされました。タイプR専用のチューンされたサスペンションや18インチハイパフォーマンスタイヤ、ポテンザRE070を採用しています。

FD2型シビックタイプRの新車時価格は283.5万円でしたが、現在の平均価格は218.5万円。生産終了からすでに7年が経過しているにも関わらず、高値をキープしています。価格帯は124.8万〜500万円。

400万円以上の価格帯は限定販売された無限RRが占めていますが、標準車でも新車時価格を上回る中古車が多く流通しているのが特徴です。

現行型はターボエンジンを採用していますが、タイプR好きの人には自然吸気にこだわる人も多いので、FD2型シビックタイプRの中古車は短期的には上げ下げを繰り返しそうですが、安定傾向が続きそうです。

1997年に登場した初代タイプRは中古車の流通台数は46台、平均価格130.6万円。2001年に登場した2代目タイプRの流通台数は51台、平均価格99.5万円。2009年に限定販売されたシビックタイプRユーロの流通台数は61台、平均価格193.4万円となっています。

シビックタイプRの中古車は各世代にファンがいるので、今後も高値安定傾向が続きそうですが、2代目タイプRとタイプRユーロに割安感が出ていると言えるでしょう。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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