チームは、2018年の活動に注力するため、2017年シーズンの残り3戦は欠場とし、来期の参戦マシンでもあるマツダRT24-Pとともにテストを開始することになります。
マツダRT24-Pは、マツダ・デザイナーが協力して制作されたマシンのボディワークも引き続き使用され、約600馬力を発揮するAER製の直列4気筒ガソリンターボエンジンである「MZ-2.0T」も引継がれることになりました。マシンの製造に深く関わったシャシー制作などに携わったカナダのマルチマティック・モータースポーツ社も、シャシーの改良と改善をリード、ヨーストと連携してテストやシミュレーション作業をこなしていく予定となっています。現在の4台のマツダ・プロトタイプのドライバーは、開発テストに参加する予定ながら、2018年のドライバーのラインナップは未定となっています。
このパートナーシップで、IMSAに久しぶりに参加することとなったヨーストレーシングは、ジョージア州アトランタにレースチームの北米の拠点を設立する予定です。
新チームでのレースは、2018年1月26日-27日に開催される「ROLEXデイトナ24時間レース」が初陣となります。どんな走りを見せてくれるのか、楽しみですね。
(古川教夫)