耐久レースの名門とタッグ!マツダUSAがヨーストと提携し、「マツダチーム・ヨースト」を設立

チームは、2018年の活動に注力するため、2017年シーズンの残り3戦は欠場とし、来期の参戦マシンでもあるマツダRT24-Pとともにテストを開始することになります。

マツダRT24-Pは、マツダ・デザイナーが協力して制作されたマシンのボディワークも引き続き使用され、約600馬力を発揮するAER製の直列4気筒ガソリンターボエンジンである「MZ-2.0T」も引継がれることになりました。マシンの製造に深く関わったシャシー制作などに携わったカナダのマルチマティック・モータースポーツ社も、シャシーの改良と改善をリード、ヨーストと連携してテストやシミュレーション作業をこなしていく予定となっています。現在の4台のマツダ・プロトタイプのドライバーは、開発テストに参加する予定ながら、2018年のドライバーのラインナップは未定となっています。

このパートナーシップで、IMSAに久しぶりに参加することとなったヨーストレーシングは、ジョージア州アトランタにレースチームの北米の拠点を設立する予定です。

新チームでのレースは、2018年1月26日-27日に開催される「ROLEXデイトナ24時間レース」が初陣となります。どんな走りを見せてくれるのか、楽しみですね。

この記事の著者

古川教夫 近影

古川教夫

1972年4月23日生。千葉県出身。茨城大学理学部地球科学科卒。幼稚園の大きな積み木でジープを作って乗っていた車好き。幌ジムニーで野外調査、九州の噴火の火山灰を房総で探して卒論を書き大学卒業。
ネカフェ店長兼サーバー管理業を経て、WEB担当として編プロ入社。車関連部署に移籍し、RX-7やレガシィ、ハイエース・キャピングカーなどの車種別専門誌を約20年担当。家族の介護をきっかけに起業。福祉車輌取扱士の資格を取得。現在は自動車メディアで編集・執筆のほか、WEBサイトのアンカー業務を生業とする。
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