耐久レースの名門とタッグ!マツダUSAがヨーストと提携し、「マツダチーム・ヨースト」を設立

このパートナーシップに締結にあたり、マツダUSAの毛籠勝弘社長兼CEOは、「マツダが1964年に初めてレースカーを走らせてから、私たちの“飽くなき挑戦”の精神は、レースに参戦し続け、勝利とチャンピオンシップタイトルを獲得するために力を尽くすと言う意味で使っています」とコメント。

さらに、この提携は「マツダを表彰台の中央に戻すチャンスを与えてくれます。今後、マツダのモータースポーツの成功の歴史に、さらに多くのページを書き込むことになるでしょう」と語っています。

 ヨースト・レーシングを率いるラルフ・ユットナー氏は「私たちは、マツダと新しいチャレンジを始められることを誇りに思っています」「マツダは、モータースポーツに長い伝統を持ち、特に北米でモータースポーツ愛好家を増やすことに貢献しています。そして今回の提携は、アメリカンレースへの復帰だけでなく、いつもあたたかに私たちを応援してくれている日本のファンにとっても、大きなニュースにになると思っています」と語りました。

マツダUSAのモータースポーツ局長であるジョン・ドゥーナン氏は、新しいペアリングを「生涯のチャンス」と認識し、また「マツダ・モータースポーツの歴史にとって、ヨーストと組むということは、トップレベルでこれからのレースに挑めるということが決まった、重要な瞬間だったといえましょう」と続けました。

さらに「ヨースト氏、ラルフ・ユトナー氏、そしてヨースト・レーシングの皆さんは、他の誰も手の届かないような、実績を積み上げてきており、これから彼らと協力し、勝利を優勝や多くのチャンピオンシップトロフィーを手にするために働けることを、心から楽しみにしています。また、マツダとヨースト・レーシングの歴史に、数々の名誉を追加していきたいと願っています」 とコメント。

また、長年協力してレース活動をしてきたスピードソース・レース・エンジニアリング社のオーナー、シルベイン・トレンブレイ氏に対して「パートナーシップに感謝したい」とドーナン氏。

「私たちは20年以上にわたり、モータースポーツのあらゆるレベルで大きな成果を上げました。彼らは、グラスルーツのクラブマンレースに始まり、グランダムカップでの24時間レース勝利を目指す挑戦まで、マツダUSAが提唱するプロトタイププログラムを具現化し、私たちとともに成長してきたチームです。このモータースポーツを通じた私たちの友情は深く揺るぎないものに代わりはありません」と続けました。

この記事の著者

古川教夫 近影

古川教夫

1972年4月23日生。千葉県出身。茨城大学理学部地球科学科卒。幼稚園の大きな積み木でジープを作って乗っていた車好き。幌ジムニーで野外調査、九州の噴火の火山灰を房総で探して卒論を書き大学卒業。
ネカフェ店長兼サーバー管理業を経て、WEB担当として編プロ入社。車関連部署に移籍し、RX-7やレガシィ、ハイエース・キャピングカーなどの車種別専門誌を約20年担当。家族の介護をきっかけに起業。福祉車輌取扱士の資格を取得。現在は自動車メディアで編集・執筆のほか、WEBサイトのアンカー業務を生業とする。
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