マイナーチェンジしたホンダ・グレイスは、小さな高級車に近づいた!

進化したのはパワートレインだけではなく、先進安全装備も充実しています。ミリ波レーダーと単眼カメラを使う「ホンダセンシング」を幅広いグレードに標準装備したことも注目です。

コンパクトセダンといっても、ホンダセンシングの機能を制限しているようなことはありません。ACC(追従クルーズコントロール)、LKAS(車線維持支援システム)、誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、先行車発進お知らせ、標識認識機能と充実した安全性能を実現しています。さらに夜間の視界を確保する「オートハイビーム」も備えています。

最上級グレード「ハイブリッドEX」には、LEDフォグランプや遮音機能付きガラスを標準装備、本革シートもオプション設定。5ナンバーサイズの小さな高級セダンとして、ダウンサイジング指向のユーザーも満足できるキャラクターとして成長していることが実感できたのです。

■ホンダ・グレイス・ ハイブリッドEX ホンダセンシング(FF)主要スペック
車両型式:DAA-GM4
全長:4450mm
全幅:1695mm
全高:1475mm
ホイールベース:2600mm
車両重量:1190kg
乗車定員:5名
エンジン型式:LEB
エンジン形式:直列4気筒DOHC
総排気量:1496cc
最高出力:81kW(110PS)/6000rpm
最大トルク:134Nm(13.7kg-m)/5000rpm
モーター型式:H1
モーター形式:交流同期電動機
最高出力:22kW(29.5PS)/1313-2000rpm
最大トルク:160Nm(16.3kg-m)/0-1313rpm
変速装置:7速DCT
燃料消費率:32.4km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:185/55R16 83V
メーカー希望小売価格(税込):2,353,320円

(写真:門真 俊/文:山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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