ビッグマイナーチェンジしたフィット・ハイブリッドは駆動系も一新されていた!

ホンダ・フィットがデビューから4年目のビッグマイナーチェンジ、6月30日より発売されています。

今回のトピックスは、ミリ波レーダーと単眼カメラを用いた先進安全装備「ホンダセンシング」の幅広いグレードへの適合や、全長を伸ばすスポーティバンパーの設定など。そして、最上級グレードとして「ハイブリッドS ホンダセンシング」が新設定されたのもニュースのひとつです。

これまで大きなクルマに乗っていたようなダウンサイザーもターゲットとして、吸音材などを標準車よりも増やし、乗り味を向上させたというのが「ハイブリッドSホンダセンシング」のセールスポイント。

その新しいグレードを試乗する機会に恵まれました。試乗したのは、横浜みなとみらいの市街地と首都高。平均速度は高くないステージで、ストップ・アンド・ゴーを繰り返すシチュエーションです。

驚いたのはフィットのワンモーターハイブリッド「スポーツハイブリッド i-DCD」がグッと洗練されていること。すでに過去のマイナーチェンジにより、初期型で指摘されたギクシャク感は解消されていますが、明らかにレベルが上がっています。

意識しないと変速したのがわからないくらい洗練されていますし、それでいて加速にはキビキビ感があって、マイルドにセッティングしているわけではありません。7速DCTとモーターを組み合わせたハイブリッドらしい高効率さを、その加減速から感じられるのです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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